絵描き・詩人の岸田真理子さんの渾身の詩画集が出来上がりました。本を創り上げるというのは、作家さんはもちろん、編集、ディレクション、デザイン、制作、印刷、製本といろんな要素が掛け合わさり長く長く続く長距離走。体力と集中力の持続が要だとこの度深々と感じました。そして、最後の最後まであきらめないこと。
移住先の岡山県赤磐市にある「永瀬清子の家」にて販売されていますが、そこに併設されている「ギャラリー八十八草」のオーガナイザーとしても活動されています。そこでは、現在真理子さんの作品が期間ごとに入れ替わり展示されています。必見です。
「銀河よ月舟を運べ」は、ホワイトルームでも販売させていただいていますので実際の本を手に取ってご覧いただけます。
以下、「清子の家」ホームページの記事より真理子さんからのメッセージです。
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『私は私と樹のことを“私達”と呼ぶ』(2018年)、『種蒔く人』(2022年)に続いて3冊目となる詩画集が出来上がりました。
『銀河よ 草舟を運べ』
私なりの地上ですごした生を恋うる日々からのメッセージ。草々にうながされてのメッセージとも言えます。
大判の詩集を創りたく、それは全ページに草々の絵をあしらいたかったからです。
草の絵は“般若心経としての草々”シリーズ、“ガーデンスピリット”シリーズから58点。そして開いたページを開きっ放しにしておけるよう和綴じ製本で美しいです。
27×21㎝ 136ページ 59点の詩と58点の草の絵
また、表紙・裏表紙の区別なく本を広げると1枚の絵となる作り。帯への推薦文が内容をものすごくけん引してくれています。
岸田真理子